プロ出場の囲碁大会にコンピューターが初参加へ

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囲碁の団体の日本棋院は、来年春に開催される大会で、プロやアマチュアの棋士と並んで、コンピューターの参加を一部認めることを決めました。
プロが出場する囲碁の大会にコンピューターが参加するのは初めてです。
コンピューターの参加が認められたのは、日本棋院が来年春に主催する「13路盤」と呼ばれる、通常よりも小さい碁盤を使った囲碁の大会です。
大会にはプロとアマチュアの合わせておよそ170人が参加する予定で、コンピューターの囲碁ソフトはアマチュアの予選に4つまで参加が認められました。
日本棋院によりますと、プロが出場する大会でコンピューターの参加が認められるのは初めてだということで、予選で上位2位までに入れば、プロと対戦する決勝トーナメントに進むことができるということです。
囲碁はチェスや将棋とは異なり、現在のコンピューターではプロに勝つのは難しいとされていますが、最近、ソフトの性能が向上しているうえに、この大会で使われる小さい碁盤は、コンピュータにとって通常より計算がしやすくなることから、日本棋院ではどこまで人間に迫れるか注目されるとしています。
日本棋院の山城宏副理事長は「コンピューターがどのくらい戦えるのか、囲碁ファンも楽しみだと思います。まだプロに勝つのは大変かも知れませんが、これを機に開発競争が進んで盛り上がってほしいです」と話しています。

プロとの間にまだ大きな差
将棋では3年前から毎年、コンピューターとプロ棋士が対戦する「電王戦」が開催され、通算でコンピューターが互角以上の成績を残しています。
コンピューターの技術者などでつくる学会は、これまでの対局データを分析した結果、コンピューターは「トップ棋士に統計的に勝ち越す可能性が高い」としています。
一方で囲碁については、現在のコンピューターではプロとの間にまだ大きな差があるとされています。これは、囲碁は将棋と比べて盤が広く、石を置く位置の制約も少ないため、コンピューターの計算が追いつかないためだとされています。
ただ、最近は将棋ソフトでトップクラスの開発者が囲碁のソフトの開発に取り組むなどの動きも見られ、今後、囲碁の世界でコンピューターがどこまで強くなるのか注目されています。
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